第14の教え:無意識の無能力

今、読んでいる本で
「答えはすでにあなたの心の中にある」中に、
面白い処が有ります。
 

「無意識の無能力」
「意識的無能力」
「意識的能力」
「無意識の能力」です。

丁度、
これは悩みから自立に向かうプロセスにも似ています。
 


「無意識の無能力」:
自分が何故に悩んでいるか分からない段階!

自転車に例えると、
自転車に乗れない人は、
何故乗れないかと、分かろうとしない。

悩みも何故悩んでいるのか、
分かろうとしないのと同じです。
只、今苦しい事に苦しんでいるだけです。

そして「意識的無能力」の段階:

自転車に乗る為には、
バランス取り、
ハンドルをしっかり握り、
ペダルをしっかり漕がなければ、
乗れない事に気づく。
「自覚」する事になります。

悩みも、何に対して悩んでいて、
その問題点は何かに気づきます。
問題点をクリアに出来ないが、
問題点が有る事に「自覚」する事です。

次が「意識的能力」:

自転車に乗れない問題点に気づき、
努力により乗れるようになっても、
バランスの取り方など、
かなり「意識」しなければ乗れない段階。

悩みでは、
問題点に気づき、
意識的に行動を起こさない限り、
改善できません。
しかしがら、
今までの経験から直ぐに元の状況に戻されそうになるので、
「かなり意識」的に行動を起こして、
習慣付けが必要です。

そして最後の「無意識の能力」

この時点では、
自転車を乗っている時は、
もう何も考えずにバランスを取り、
片手を離しても、
自転車を自由に乗りこなしています。

悩み対しても、
例え悩む事が有っても、
捉われる事無く
自分らしく生きている段階です。

正しく「今を生きている」状態です。
 

自転車は誰も始めは乗れません。
そこで諦めれば一生乗る事が出来ません。
何故乗れないのか、
問題点が見つかっても、
方法が分からなければ、
失敗の繰り返しです。

問題点を見つけ(気づき)
問題点を改善する方法を習得すれば、
自転車には乗れます(解放)。
そして練習を重ねれば、
何も考えずに自由に
自転車を乗りこなす事が出来ます。
長い期間乗っていなくても、
身体(心)が覚えているので、
直ぐに乗れるようになります。
時に悩んでも、
悩みに対する「耐性」が出来ていますので、
自分を取り戻す事が出来ます。
 

只、悩んでいるだけでは、
何も変わりません。

先ずは、「気づく」事から初めてみませんか?

「悩み」は、そのヒントを教えてくれていますから!